札所7番 青苔山法長寺

秩父札所7番寺右側に「法長禅寺」左側に「不許葷酒入山門」と刻まれている。これは結戒の一つで、葷酒はその強い匂いで他人を苦しめると同時に己の修行の妨げになり、また酒は心を乱すので、清浄な寺内に入ることは許さないとの意味を言う。本尊は、江戸時代の作の十一面観音で、高雅な面立ちである。内陣欄間に、四国八十八ヶ所の第86番志度寺縁起の彫刻がある。竜神に明朱を奪われた藤原不比等が、それを取り戻そうとして讃岐の志度の浦へきたとき、そこに住む海女と契ってしまう。やがて海女は不比等の子房前を生む。不比等への恩愛故に海女は竜神に赴き、明朱を無事取り返したのだが、竜神に追われてしまう。きわまった海女は己の乳房を切り、その下に明朱を隠し、命とひきかえにそれを不比等に伝えたという哀しい縁起話であります。

六道を かねてめぐりて おがむべし またのちの世を きくも牛伏

住所:秩父郡横瀬町横瀬1508 TEL:0494-22-1921

札所7番

本堂の左手に豊川稲荷様を祀る社があります。この寺の守護と、信者の家内安全、商売繁昌の御利益があると信仰されております。巡礼者の方の家内安全、商売繁昌を心から願い拝みましょう。

 
札所7番

本堂左手に新しい家内安全の観音様が建っております。美しいお顔のこの観音様は、家内安全をお守り下さると信仰されております。このやさしいお顔に誰もがありがたく思い、家内安全を思い拝むでしょう。

 
札所7番

本堂前に佛足跡があります。
お釈迦様の足跡で、綺麗な模様があります。
「ありがとうございます。」と拝んでいる人もおります。大きな石に綺麗なお釈迦様の足跡なんて、とてもありがたく思います。

 
札所7番

この石の像は、秩父札所7番寺に伝わる牛の話に由来しております。こんな話が伝わっております。平将門の家来がここに落ちのびて亡くなりました。妻がその供養のため訪れると、その夜の夢に主人が現れて「将門にくみした報いでこの村の某家の牛の子に生まれ変わって苦しんでいる。」と言ったので、妻は出家して夫の霊を慰めたといいます。

 
札所7番

お寺の入口には、巡礼者の幸福を願うように恵比寿様の大きな木製の彫刻がございます。多くの皆様のこれからの幸福を願います。ご利益があるといいですね。